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代表コラム

2021年08月31日 [銀行融資]

「美しい貸借対照表」にこだわる経営の薦め!

損益計算書(P/L)と貸借対照表(B/S)とではどちらが気になりますか?

黒字か赤字か・・・損益計算書が気になる方は多いと思います。
黒字か赤字か?、その額は?、その理由は?と損益計算書の数値に関心が向きます。勿論、そのとおりです。

そのうえで、それと同じ、あるいは、それ以上の関心を貸借対照表に持っていただくことをお薦めします

なぜなら、損益計算書は1年間の経営成績を示すものである一方、貸借対照表は毎年の損益計算書から作られると言ってもよい、創業以来の経営の集大成を示すものであるからです。
人の身体に例えますと、損益計算書は「この1年でどれだけ身長・体重等が増減したか」を示すものであり、貸借対照表は「今の身長・体重等」を示すものなのです。
初対面の時の第一印象は、背が高い・低いとか、太っている・瘦せているという「今の姿」で決まると思います。そして、そこから、年齢や仕事や運動・趣味等の会話を通じて得た情報をもとにその人に対する総合的な印象が作られるのではないでしょうか。初対面の人にいきなり「この人はこの1年でどれだけ身長が伸びたか」という関心を持つ人はまずいないのではないでしょうか。
ですから決算書類は最初の頁が貸借対照表になっているのです。

さて、銀行員が融資先の決算書類を見た時にも第一印象を持ちます。銀行員が決算書を見た時の第一印象は、損益計算書よりも貸借対照表で決まることがほとんどです。勿論、損益計算書と貸借対照表のどちらも重要で両者は車の両輪のようなものですが、上記のとおり、貸借対照表は創業以来の経営の集大成だからです。そして第一印象から始まり詳細な分析や審査へと進むのです。

ところで「人は見かけによらない」とはよく言われますが、貸借対照表は「企業そのもの」です。銀行員的に「美しい貸借対照表」の企業への好感度は抜群に上がります。(と言って貸借対照表に限りお化粧は言語道断です。)
融資業務に長年携わった元銀行支店長の私はそう断言します。


では「美しい貸借対照表」とはどんな貸借対照表か?
いくつかの一般的な具体例をお示しします。
(1)科目(項目)の数が少ない
(2)「その他○○資産」「その他○○負債」がない
(3)「貸付金」がない
(4)左側は上(流動資産)、右側は下(純資産)が大きい


貸借対照表が美しいことは銀行員的に優良企業であるとの印象に繋がります。逆に貸借対照表が美しくないと逆の印象、または、粉飾を疑ってかかるきっかけにもなりかねません。

(3)と(4)は経営力により磨かれますが、(1)(2)は平素から丁寧な記帳業務を行っているか否かでも差が出ます。その意味で丁寧な記帳は経営力向上にも繋がると言えるでしょう。

ちなみに、私が今でも最も美しいと感じた貸借対照表は、某有名アーティストの所属事務所のものでした。
左側のほとんどが現金・預金、右側のほとんどが純資産、金額も凄い額でした。

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